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犬を飼う前に必要な準備を解説!必要なものや心構えとは?【実際に使用しているものを紹介!】

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※本サイトの記事にはPR情報が含まれます。

犬を迎え入れるにあたり、何を準備すれば良いのか迷う方も多いのではないでしょうか?
筆者もその一人で、2023年5月から甲斐犬の子犬を迎えいれたのですが、迎え入れる前に何を準備すべきなのか頭を悩ませました。愛犬を出来る限り良い環境でお迎えしたい!といことで、ネットで調べたり、飼育経験のある方に聞いたりと方法は様々ですが、今回の経験で分かったことを記事にしました。同様の悩みを抱えた方々に少しでもお役に立てればと考えています。
文中では、他のサイトにもあるような一般論だけではなく、筆者が使用して良かったものも掲載していますので、是非参考にしてください。

目次

犬を飼う前に必要な心構え

準備が必要なのは、「モノ」だけではありません。『犬が可愛いから』、『犬が好きだから』、『ペットショップで一目ぼれ、、』と飼い主にとって良い面だけを切り取って飼育を開始してしまうと、飼育の大変さから後から後悔…なんてことも少なくありません。まずは以下の心構えや覚悟が出来ているかしっかり確認するようにしてください。

一生飼育する覚悟はあるか?

犬の平均寿命をご存じでしょうか?
一般社団法人ペットフード協会様が実施した「令和3年 全国犬猫飼育実態調査」によると、

犬全体 14.65年
超小型 15.30年
小型  14.05年
中型・大型 13.52年
となっており、一度飼育を始めるとその犬とは15年近く一緒にいることになります。

以下のことは家族も含め、必ず事前に確認・覚悟を持つようにしましょう。

  • 排泄や毎日の散歩などの世話を毎日欠かさず出来るか
  • 周囲に迷惑をかけないような躾を出来るかどうか
  • 加齢や病気になり介護が必要になるなど、どんな状況になっても同じように可愛がることが出来るか

ペットといっても家族であり大切な命。
どんな時も、最後まで飼育する覚悟を持ちましょう。

多くの飼育費用がかかることを理解する

筆者も飼育経験者に話を聞く中で、「かかるといってもエサ代くらいでたいしたことないんじゃ…」と飼い始めたものの、想定よりも費用がかかるというう声は複数ありました。
また、X(旧twitter)上でも以下のような声を確認することが出来ます。

アニコム損害保険株式会社様が実施した、「2022最新版 ペットにかける年間支出調査」では、犬の飼育1年間にかける費用は357,353円となっており、仮に15年間生きたとするとその額は450万円近くになることが分かります。

いかがでしょう。思ったよりも高額に感じるのではないでしょうか?
犬の飼育を始める方は、このような金銭的な面もしっかり理解しておきましょう。
今回参考にさせていただいた、アニコム損害保険会社様の調査はこちらです。

万一、飼育が出来なくなった時のことを考えておく

一生面倒を見るつもりで飼育を始めないといけないですが、どうしても飼育が出来なくなるということも想定しておかなければなりません。例えば、一例にはなりますが以下のようなケースです。

  • 転勤等で海外に異動することになり、一緒に渡航が出来なかった場合
  • 自身や家族に酷いアレルギーが発症してしまい、一緒にいれなくなった場合
  • 自身がケガや病気で面倒を見ることが出来なくなったた場合(特にお一人で飼育されている場合)

上述の通り、犬の平均的な寿命は15年近くです。その中で飼い主やその家族の状況が大きく変わることもあるでしょう。万一の時は、代わりにお世話を依頼出来る人(親族や友人)や、サービスを予め調べておくことで不測の事態に備えましょう。

亡くなった時のことをイメージしておく(2024年1月10日追記)

飼う前から亡くなる時のことなんて・・・。
もしかするとそう思う方もいるかもしれません。しかし、筆者としてはこれは非常に重要なことだと考えています。
筆者は現在、甲斐犬やぶを飼いはじめてから約8カ月が経過していますが、毎日を一緒に過ごし、立派な家族の一員です。
そんな家族を亡くした時の悲しみや虚無感に耐えることは出来るでしょうか?
生き物には命があります。当たり前のことかもしれませんが、飼う前に今一度考え、家族内でも話しをしてみてください。

準備物チェックリスト

必ず必要なもの、出来れば準備しておいた良いものに分けて一覧表を作成しました。
抜け漏れがないか確認する際にご使用ください。

飼う前に必要なもの一覧図

必ず準備しておくもの

ドッグフード

器に入ったドッグフード写真

まずは、譲ってもらった先(ペットショップやブリーダー等)で食べていたものと同じドッグフードがおすすめです。急に違うものに切り替えると、なかなか食べてくれないなんてことも…。種類を変更する場合も、まずは少量を購入し、現在のものから徐々に切り替えていくようにしましょう。

〈筆者が実際に使用しているもの〉
ロイヤルカナンをあげています。
こちらはブリーダーさんが子犬期にあげていたのが、ロイヤルカナン製品でしたので、同様のものを食べさせております。他にもいい製品が無いかということは調べたのですが、筆者的には価格・成分を見てもバランスが良さそうでしたので、今後も引き続き利用していこうと考えています!

計り

目分量だけで、適正量を判断するのは難しいです。
犬の健康維持のためには、食事量を適正に保ち、健康的な体重を維持することも重要なため、計りを使用して食事を与えるようにしましょう。

〈筆者が実際に使用しているもの〉
これはなんでも良いと思うのですが(笑)、念のためご紹介です。
ほとんどの製品がそうだと思うのですが、1g単位で計ることが可能なものを使用しています。

給水器・食器

水や餌をあげる場合に使用します。毎日使用するものですので、選ぶ際は、以下の点を理解しながら自分のペットに合うものを選びましょう。

サイズ:犬の大きさに合わせて、食器のサイズを選びましょう。小型犬用の食器は小さめで、大型犬用の食器は大きめとなっています。また、犬が食べやすい高さに設置することも重要です。

素材:食器の素材には、ステンレス、プラスチック、陶器などがあります。それぞれの素材特性を理解した上で選ぶようにしましょう。

滑り止め機能:食器の底には滑り止め機能がついていると、食器がずれたり倒れたりすることがなくなります。また、底面に滑り止めがあると、床を傷つける心配もありません。

洗いやすさ:食器を定期的に清潔に保つことが重要です。食器の形状が複雑であったり、素材によっては、清潔にたもちにくいものもあります。機能性:給水器には、自動で水を補充するタイプや、ろ過機能がついたタイプなど、様々な種類があります。犬の健康や利便性を考えて、必要に応じて選びましょう。

〈筆者が実際に使用しているもの〉
実際に何種類か使用してみましたが、素材はステンレス製が非常におすすめです。
筆者が飼育しているのが「甲斐犬」ということも影響しているかもしれませんが、食器に嚙みついたり、足で倒したりと、非常に雑に扱われます。笑
プラスチックですと欠けた破片を飲まないかや傷がついたところが不衛生、陶器だと倒した拍子に割れてしまわないかが心配ですが、ステンレスではそのような心配がありません。
実際に使用している写真も掲載していますが、以下のようなシンプルなものであれば、使い勝手が良さそうです!

ケージ・サークル

あまり聞きなじみのない言葉かもしれませんが、犬を留守番や就寝させる場所として使用するものです。ケージとサークルの一般的な違いを簡単に説明しますので、選ぶ際の参考にしてください。なお、大きな違いは屋根の有無となっています。
特に室内飼いの方は「不要では?」と思うかもしれませんが、周囲を囲まれた場所は犬が安心して過ごせるスペースとして必要なので、準備するのがおすすめです。
なお、状況に合わせてどちらかを購入するようにしましょう。

スクロールできます
ケージサークル
形状屋根、側面、床面すべたが囲まれているもの。屋根、側面、床面すべたが囲まれているもの。
効果屋根もあるので、ジャンプして逃げることを防ぐことが出来る。行動範囲の制限をすることが可能。
※屋根がないので、ジャンプして逃げ出す可能性有。

〈筆者が実際に使用しているもの〉
デザイン、値段、そして屋根付きという3つの理由から、以下のアイリスオーヤマさんのウッディサークルを選びました。
結論、大満足です。
なお、筆者の経験から甲斐犬に限らず中型犬以上を飼う方で、お留守番させる(飼い主が家に誰もいない状況)場合がある方は屋根付きを選ぶのがベターだと思います!というのも、下の写真のようにうちの甲斐犬は生後4か月ですでにケージの柵を乗り越えそうな勢いで成長しており、本当に屋根付きにしてよかったと実感しています。

(2023年12月7日追記)
なお、現在購入してから半年が経過していますが、どこも壊れることもなく使用が出来ています。
個体差はあるかもしれませんが、耐久性にも満足しています。

4カ月でこれです。。。
まだ乗り越えたことは無いですが、ジャンプされたら間違いなく飛び越えられます。笑

首輪・リード

犬の首輪とリードは、犬の安全、また周りの人の安全を守るために必ず準備しましょう。
首輪には迷子札(飼い主の名前や連絡先を記載したもの)をつけることで、万一脱走してしまった時に役立ちます。また、しつけをする上でも重要な役割を果たします。

首輪を選ぶ際には、サイズや素材にも気を使いましょう。
サイズ:犬の種類や大きさに合ったサイズを選ぶようにしましょう。首輪がきつすぎると犬の呼吸を妨げたり、緩すぎると脱げてしまい脱走に繋がる可能性があります。なお、人間の指が1~2本入るくらいのゆるみがある状態が適切だと言われています。

素材:耐久性が高く、美しい外見が特徴の革製や、お手入れが簡単なナイロン製の首輪などがあります。他にも種類はありますので、犬や自身の環境にあった素材を選びましょう。

ベッド(マット)

ベッドには、犬が安心して休む場所を提供しストレスを軽減させることや、姿勢を支えることで体の負担を減らすことなどの効果があります。
選ぶ際は、「機能(素材や形・柔らかさなど)」、「サイズ」、「清潔に保てるか(洗濯のしやすさ)」を基準に選ぶようにしましょう。

〈筆者が実際に使用しているもの〉
以下のベッドを使用しています。価格も2,000円程度と安価で、丸洗いできるため清潔に保つことが出来ます。寝心地も悪くないようで(人間が触った感じも悪くないです)、飼い犬も毎日使用してくれています。
また、安かったため耐久性も心配していましたが3カ月経過した現在でも、問題なく使用出来ています。
実は、もっと高級なものを購入しようと思ったのですが、迎え入れ当初は成長も早く体の大きさも日に日に変わることや、トイレのしつけにも不安があったからまずは安価なものを購入してみました。
迎え入れ最初に購入するベッドとしては、非常におすすめです!

↓実際にこのベッドで寝る甲斐犬やぶです。
最初は1枚目のように余裕があったのですが、4カ月経つ今では2枚目のようにぎりぎりになっています。笑

トイレ・トイレシート

犬のトイレは、屋内で飼育される犬にとっては非常に重要なものになります。特に、小型犬や高齢犬、天気の悪い日など、外に連れて行くことが困難な場合には、トイレが必要不可欠となります。
犬のトイレには、ペーパートレイ、トイレシート、犬用トイレパッド、室内用トイレボックスなど、さまざまな種類がありますが、どのタイプを選ぶかは、犬の種類やサイズ、飼育環境、個々のニーズによって異なるので、自身の犬にあったものを選ぶようにしましょう。

〈筆者が実際に使用しているもの〉
トイレシートはユニ・チャームペットさんのデオシートを愛用しています。
というのも、いくつかシートは使用しましたが、この商品は吸水力が抜群です。一枚あたりの金額は、他の商品と比べると少し高めですが、少ない枚数で一日持つので手間もかからずおすすめです!


また、トイレは写真のようなカバー(ふた)が出来るものを使用しています。
迎え入れ当初は、トイレシートを敷いていても、噛んでぐちゃぐちゃにしてしまうため、このタイプを使うと良いでしょう!

掃除道具(糞処理用のポリ袋・ウェットティッシュ)

犬が外で糞をした時にしようします。
ポリ袋は糞を入れて持ち帰る用、ウェットティッシュは犬のお尻を拭くのに使用します。
※糞は必ず持ち帰るようにしましょう。

〈筆者が実際に使用しているもの〉
結論、ポリ袋は必須です。ウェットティッシュについては、あれば便利ですがうちの場合は、人間用のティッシュを濡らしてお尻を拭いてあげていますが、それで十分だと思われます。
そして、ポリ袋でおすすめはAmazonベーシックのペット用ウンチ処理袋です。安価で大量かつ散歩にもって行く用の取り出し容器まで付いています。900枚入りとなっており、「本当にこんないるの?」って感じですが毎日数枚は必ず使用しますので、購入しておいて損はないかと思います。

クレート(外出用のカゴ)

犬を中に入れたまま人の手で持ち運びが出来るカゴのようなもので、全面が覆われているものです。移動の際に使用します。車に乗せる際や公共交通機関を使用する際に役立ちます。

〈筆者が実際に使用しているもの〉
筆者も一応購入しましたが、ほとんど使っていません。車でも以下のドライブボックスと呼ばれるものを使用しています。(ドライブボックスはクレートとは違い、天井はありません。)
公共交通機関で犬と一緒に移動することがある、車の中でも全面覆われたクレートを使用したい、そんな要望がある方以外は必要に応じての購入でいいように思いました。
※あくまでも個人的な見解です。専門家の中には、しつけに必要という方もおりますので、迷う方は専門家の方の意見も聞きながらご判断ください。

準備していれば便利なもの

おもちゃ

犬のおもちゃ写真

犬にとって、おもちゃは必須ではありませんが、健康的な生活を送るために重要です。
犬は自然に噛みたくなる傾向があり、おもちゃを与えることでこの欲求を満たすことができます。また、おもちゃを使うことで、犬の運動不足を解消し、犬の体調維持、ストレスを軽減に繋がります。

フェンス

キッチンなど、入ってはいけない場所を知らせるためのものです。
必須ではありませんが、飼ってから入ってほしくない場所に犬が入ってしまい困る場合などは購入を検討しましょう。

歯ブラシ

犬も人間同様、歯石や歯垢をため込んでしまうと、口臭や虫歯・歯周病などの原因になることがありますので、定期的に歯磨きを行いましょう。
選ぶ際には、犬のサイズに合ったものを選ぶことが重要です。小型犬には小さめ、大型犬には大きめの歯ブラシなど犬に合わせて購入しましょう。

なお、犬が歯磨きを拒む場合には、歯磨きシートや口内洗浄液などの代替品もありますが、これらの商品は適切に歯磨きをした場合と比べると効果が劣ることがあるため、できるだけ歯磨きを習慣化するようにしましょう。

その他飼う前に対応が必要な可能性があること

(賃貸の場合)管理会社への事前連絡

持ち家の方は必要が無いですが、ペット可の賃貸に住んでいる方は犬を迎え入れる前に管理会社に連絡しましょう。万一、飼った後にトラブルになると対応が大変になります。

〈筆者経験談〉
もちろん契約内容にりますが、筆者の場合は、
・敷金の積み増し(1カ月分)
・飼育規則同意書の提出
・飼育する犬の概要書提出(犬種や成犬時の大きさ予測等)
の対応が必要でした。

【飼育後】飼育を始めてすぐに必要な対応事項

畜犬(ちくけん)登録

畜犬(ちくけん)登録とは、犬を飼育しているということを市区町村に登録する手続きであり、「狂犬病予防法」で定められています。生後91日以上経過する犬を飼育するときは、必ず必要となっており、居住地域の役所や保健所で手続きを行うことが出来ます。
手続きは、飼い犬の所在地・犬種・生年月日を申請書に記入し提出するのみで、手数料は3,000円程度となっています。
※手数料は市区町村で多少違う可能性があります。詳しくはお近くの役所・保健所にお問い合わせください。

狂犬病の予防接種

生後91日以上の犬は、年に1回は打つことが義務になっています。
予防接種の料金は、動物病院によって差はありますが、3,000円~4,000円程度です。
狂犬病は有効な治療法もなく、死亡率も高いなど非常に恐ろしい病となっており、感染予防には予防接種が重要。飼い主は必ず対応するようにしよう。

狂犬病について詳しい情報はこちらをご確認ください。(厚生労働省のページにリンクします。)

なお、犬の予防接種については、以下の記事で料金・種類・タイミングなどを詳しくまとめています。是非ご覧ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
犬を飼うことは決して楽しいことばかりではありません。しっかりとした心づもりをし、必要なものを準備した上で飼育を開始することが必要です。
犬にとっての環境作りは飼い主の義務です。飼うと決めたら、必要なものは準備をした上で犬を迎えるようにしましょう。

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この記事を書いた人

関西出身、現在は東京にある2LDKのマンションで暮らす33歳。
実家では過去甲斐犬、現在は秋田犬を飼育しており、25年以上日本犬と生活をしている。
また、2023年5月~は東京で甲斐犬を飼育中。名前は「やぶ」。
日本犬に関する一般的な情報だけではなく、飼育者だからこそ伝えられる情報を意識して掲載していきます。

instagramでは定期的に実家の秋田犬や飼育している甲斐犬の様子を投稿しています!是非、フォローしてください!

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