様々なメディアにも出演し、大きな人気を誇る日本犬。
この記事では、日本犬の種類や特徴などを簡単に紹介していきます。
日本犬とは
日本犬とは、日本に古くから住む犬種のことをいいます。
古くから日本の文化に根付いている犬種で、現在でも狩猟犬や家庭犬として多くが暮らしています。
日本犬の種類は、全6種類。「柴犬」「甲斐犬」「北海道犬」「四国犬」「紀州犬」「秋田犬」に分類され、現代でもその日本犬の形態を損なわないために、これら6種類は天然記念物に指定されています。
日本犬の種類
ここでは、全6種類の日本犬について、「分類」「寿命」「体高」「体重」「毛色」について一覧表にまとめた後に、簡単に性格を説明しています。
犬種 | 分類 | 寿命 | 体高 | 体重 | 毛色 |
---|---|---|---|---|---|
柴犬 | 小型犬 | 12~15年 | 雄:約38〜41cm 雌:約35~38cm | 雄:9〜11kg 雌:7~9kg | ①赤 ②黒 ③胡麻 |
甲斐犬 | 中型犬 | 12~16年 | 雄:約47~55cm 雌:約44~52cm | 雄・雌:12~18kg | ①黒虎 ②中虎 ③赤虎 |
四国犬 | 中型犬 | 10~12年 | 雄:約49〜55cm 雌:約46~52cm | 雄・雌:16~25kg | ①胡麻 ②赤胡麻 ③黒胡麻 |
紀州犬 | 中型犬 | 13~15年 | 雄:約49〜55cm 雌:約46~52cm | 雄:20〜25kg 雌:15~20kg | ①白 ②胡麻 |
北海道犬 | 中型犬 | 13~15年 | 雄:約47〜55cm 雌:約44~52cm | 雄・雌:12~18kg | ①赤 ②白 ③虎 ④胡麻 |
秋田犬 | 大型犬 | 10~12年 | 雄:約64〜70cm 雌:約58~64cm | 雄:50〜59kg 雌:40~50kg | ①赤 ②虎 ③白 |
柴犬
日本犬の代名詞でもある柴犬。飼育されている日本犬の8割を占めるほど人気があります。
家畜としての見張りや狩猟などの用途で使用されていたことから、警戒心が強い。また、こんな可愛い顔をしている割に、オオカミの血筋を引いており、攻撃的な一面も持ち合わせます。
「豆柴」や「小豆柴」は日本犬?
「豆柴」や「小豆柴」という犬種を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
柴犬を小型化したもので、最近大きな人気を集めてます。(豆柴は5~6kg程度、小豆柴は3kg程度と言われています。)
「柴」というからには日本犬なのでは?と筆者も思っていましたが、実はそうではありません。
調べたところ公益社団法人 日本犬保存会では、血統書は発行しておらず、日本犬としては認めていないという見解を出していました。
↓柴犬のことをもう少し詳しく知りたい方はこちらの記事をご確認ください。
甲斐犬
元々は猟として人間と暮らしていたことから忠実で、警戒心が強く、聡明だと言われています。
甲斐犬の詳しい情報は以下の記事からご確認ください。
四国犬
(画像準備中)
四国犬はオオカミに似た見た目が特徴。
狩猟犬として使用されたことから、勇猛な性格、高い知能と警戒心があり、見張り犬にも適していると言われています。
飼い主に対しては忠実ですが、他人にはなかなか心を許そうとしない面もあります。
紀州犬
知的で限られた人にだけ忠誠心を持ちます。
見知らぬ人や他の動物には攻撃的な一面も。
北海道犬
(画像探索中)
ソフトバンク白戸家お父さんで有名な北海道犬。
CMだけ見ると想像もつきませんが、実は気性が荒く、野生味が強い犬種です。
秋田犬
忠犬ハチ公で有名な秋田犬。日本犬では唯一の大型犬です。
性格は穏やかで落ち着いていると言われていますが、猟犬として飼われていたこともあり、警戒心が強く保守的な一面も持つと言われています。
筆者の実家でも飼育をしており、さらに詳しい情報や、飼育してる秋田犬の様子も写真付きで以下の記事で紹介していますので、是非ご確認ください。
その他日本原産の犬種
ここまで記事を読まれた方は、他にも例えば「土佐犬」などは日本犬なんじゃないの?
と疑問に思われた方もいるのではないでしょうか。
実は以下の5犬種も日本原産ではあるのですが、交配を行う過程で外来種の血が混じっているという点が、ここまで紹介した6種類とは大きく異なります。もちろん、これらの犬種は天然記念物登録はされていません。
狆(ちん)
狆(ちん)、体重は3~5kg程度、体高は25cm程度となります。
土佐犬
皆様もよくご存じの土佐犬。体重は35~90kg程度、体高は55~60cm以上となります。
ルーツは闘犬から始まり、これまでにより闘犬として活躍出来るように強く改良が重ねられてきました。特に、マスティフや、グレート・デーンなど大型の犬種と交配され、どんどん大型化されていきました。
日本スピッツ
体重は5kg程度、体高は30~38cm程度となります。
1920年頃に日本に来たジャーマン・スピッツが元になり、そこから日本国内で改良していったといわれています。(元になった犬種については、諸説あります。)
日本テリア
体重は5~6kg、体高は30~33cm程度です。
オランダから来たスムース・フォックス・テリアが元になっているといわれており、その後日本で小型犬と交配を重ね、現在の姿になったといわれています。
アメリカンアキタ
まとめ
いかがでしたでしょうか?
日本犬はその神経質で警戒心が強い性格から、実は犬の中でも飼育が難しい犬種と言われてます。もし家に迎える際は、メディアで良く見るような可愛いイメージだけにとらわれずに、しっかりと日本犬の性格を理解し、覚悟を持った上で迎えて欲しいと思います。