「柴犬」、日本犬の中でも圧倒的飼育頭数を誇る人気の日本犬です。
お茶の間や街中でもそのころころとした可愛らしい姿を目にする機会は多いのではないでしょうか?
そんな可愛い動物動画やおもしろ動物動画などでも日々お見かけするお柴様の基本情報をお届けします。
柴犬の歴史
皆さんご存じの通り柴犬は日本原産の犬です。
その祖先となる犬はなんと縄文時代から人間と共に生活し、山間で小動物を狩るための猟犬としてその生活を共にしてきたという歴史があります。現在の日本犬6種の中でも最も古くから人間の良きパートナーとして活躍していたのが柴犬です。
しかし、その後、明治・対象の時代にはイギリスからこれまた狩猟用に輸入された洋犬が流行となったそうで、その影響から交雑化がはじまり昭和初期には純粋な柴犬もわずかに。
これを危惧した「日本犬保存会」が1928年ごろに保存活動をはじめ、1936年に国の天然記念物にも指定されたのですが、
その後始まった第二次世界大戦によって毛皮として召しだされたり、病気の流行が原因で種の存続が危ぶまれる事態に。
そこからはわずかに残った各地の地元の柴を交配させ存続を図り、長年にわたって犬種の安定を図るための繁殖の努力が続けられたのです。今の我々を癒してくれる柴たちはこのときの尽力の賜物である。
柴犬の特徴と種類
地域によって体系や毛色に違いがでるのが柴の面白い特徴だです。
▼サイズ
・大きさ:小型犬
・体高:約36~39㎝
・体重:8~10㎏
▼ルックス
柴犬は地域によって体系や毛色に違いがでるのが特徴、発祥の名称がついた3種とその他の存在に分かれています。
①.信州柴犬
標高の高い信州の気候風土に合った柴犬で、現在の柴犬の基本体系の型。
②.美濃柴犬
鮮やかな緋色と呼ばれる赤毛が特徴。猟犬としてめちゃ優秀。
③.山陰柴犬
巻かないしっぽの「太刀尾」「薙刀尾」が多い。朝鮮半島経由で日本に渡来した犬が祖先と言われています。
④.縄文柴犬
古代の特徴を残す柴犬として、遺跡から発掘された骨格を基準に交配し再現。
足ながさんでくるりと巻いたしっぽが特徴。
⑤.豆柴
体高が30㎝未満のちいちゃい柴犬。小動物の狩りに使用されていたと言われています。
また、理想の標準値についても複数ある保存会が独自の基準を定めており、きりっとした目と長めのお鼻が特徴の「キツネ顔」、まん丸おめめで鼻の短い「タヌキ顔」かでどの会の系統かが推測できると言われてます。
柴犬の性格
飼い主一筋でおとなしいタイプや、人懐っこく陽気なタイプなどかなり幅があります。
ただ元が猟犬なので、警戒心・忠誠心が強く、我慢強い。また自立心が強いので飼い主であってもべたべたされることを好まないなどの特徴が出ることが多いようです。
ただ性格についてはその子の両親から受け継ぐことが多いので、飼いたい子がいる場合はブリーダー等に両親の気質について訊ねてみてください。
柴犬に関する病気
一般的には以下の病気になりやすく、気を付けた方が良いと言われています。
膝蓋骨脱臼
小型犬に多い、膝蓋骨脱臼に注意!
滑る床や高い場所からのジャンプで発症してしまう脱臼なので普段の生活から注意が必要です。
皮膚疾患
食物アレルギー性皮膚炎やアトピー性皮膚炎、膿皮症などに特に注意!
かゆがっている、赤いぷつぷつができている、うんちがゆるいなどの症状がでたら獣医師に早めに相談をするようにしましょう。
洞不全症候群
心臓が一定のリズムで拍動するために洞房結節という場所が電気的な刺激を送っていますが、この機能障害がおこり失神などを起こしてしまう現象です。
ふらつきや息切れなどの症状がある場合はすぐに獣医師に見てもらうようにしましょう。
以下の記事では他の病気を防ぐための「予防接種」について、記載しています。こちらも犬の健康を守るためには重要なので、是非ご確認ください。
柴犬の食べ物
普通にドッグフードで良いです。
体とお口に合うかは犬それぞれ。
ただ、一般的に犬にあげてはいけないものはあげてはいけない。(当たり前ですが、、)
良く上げられるのは以下のようなものです。
・ネギ類
・香辛料
・チョコレート
・キシリトール
・ナッツ類
・ぶどう(レーズン)
・アルコール
・アボカド
まとめ
いかがでしたでしょうか?
いつも動画で癒しをくれる柴犬の歴史や、特徴など魅力が少しでも伝われば嬉しいです。
お柴様にはこの調子でどんどんFanを増やしていっていただいて、更に多くの方にその魅力を届けて欲しいと思います!